napita

当店のヘアカットポリシー



当店のカットは、髪を切ってから数日経過した時のような、自然で、馴染むような質感を『切りたて』で再現する事をポリシーとしております。


毛束を摘んで手に取った時、毛先に行くに従って、極々自然にグラデーションして毛量が減っていき、最後、毛先の先端も自然にバラつくように頭髪全体をカット致します。


髪全体は勿論、もみあげ、耳から襟足にかけての生え際に至るまで、毛先をバラつかせて自然な質感になるようカット致しております。




毛の立ちあがりが良くなり、後に整髪料を付けた時の毛束感がとても良く出ますし、整髪料を付けなくても髪にエアリー感を持たせ、指通りを滑らかになります。


また、1~2ヶ月後の纏まり・収まりがとても良いとお客様から好評頂いております。


低料金のヘアカット専門店でカットしてお気に召さなかった方は、是非、一度、当店をお試し頂ければと思います。



※当店のカットは『軽くて自然なスタイル』がデフォルト(標準)ですので、『重いスタイル』をご希望の方は、ご注文を承る際に念の為、お申し出頂ければ幸いです。




Nカットの概要

Nカット理論とは、私が独自で考案した、髪に自然さを出す事を目的とした、一つのカット技術です。
※NカットのNはNAPITAのNとNaturalのNです。





※毛束イメージ
髪の毛を根本・中間・毛先と三分割して考え、段階的に梳く事によって、毛先に行くに従って、徐々に毛量が減っていくようにカットします。








他店で行われる一般的な毛束イメージ。
毛先だけが梳かれていますが、これですと、全体的に重い質感となり、毛量の多い方はゴワゴワして纏まりが悪くなります。





逆に梳き過ぎると、このようなイメージになります。
毛量の多い方がここまで梳くと、
とても軽く感じられ良い気もしますが──





2~3か月経過した時のイメージ。





2~3か月後、同じように髪の根本を梳こうとした時に、中間から毛先の部分の毛量が少な過ぎる為、真ん中のライン辺りから上が梳きに耐え切れず無くなってしまいます。(長さが維持出来ず短くなってしまいます。)
※根本的に短髪の方や短くなっても良い方は、その限りではありません。





結果、2~3か月後の先も考慮して、尚且つ、なるべく毛量を減らして自然さを出すには、このバランスが良い。
という一つの考え方です。




※毛量が多いと感じていない方や薄毛の部分、または重い質感が好みの方は、その限りではありません。




Nカット理論

ここでは、前述したNカット理論の詳細について説明していきます。





この図はフロントからトップにかけてのセンター部分だと思って下さい。右端が前髪、左端がつむじです。
尚、髪の流れるままで髪が重力で垂れ下がっているこの形を『髪の毛が自然に落ちる位置』と言います。





カットの基本は、『地肌に対して毛束を垂直に引き出して切る』事です。特に前髪は垂直よりも低い角度で切るといわゆる『パッツン』ぎみになります。(ちなみに重いスタイルの場合は垂直よりも低い角度で切る事になります。逆に垂直よりも高い角度で切るとレイヤーになります。)
この図は櫛で垂直に引き出した状態で毛量は100%とします。線1本が1cm程度の毛束と表しています。
※頭は丸いですが説明しやすいように直線状しています。
左が頭のつむじ側、右が前髪側です。
※分かりやすくする為毛束の長さを均等にしています。





前述の状態で地肌に対して梳きバサミを縦で、角度は45°以上で赤線のように入れます。※A
尚、ハサミの刃先を地肌に近い所まで入れます(これを根梳き『ねずき』と言います。)が、分け目やつむじは根梳きしません。※一番左端の毛束はつむじの毛なので中間辺りを梳きます。




※A 梳かれた髪の抜粋イメージ。このように斜めに梳く事によって梳いた時に出来るラインが目立たなくなり、整髪料で立ち上げた際にそれは顕著に表れます。また、自然に落ちる位置では更に切断面がずれ込むのでより自然に見えます。






話は戻りますが、分け目やつむじを根梳きすると左図のように短い毛が形成されて立ってしまいます。これを俗にアホ毛と言いまして、恰好のいいものではありませんので、それを避ける為、分け目やつむじをずらして根梳きします。





今回の説明では梳きバサミの刃元も使って中間部分の毛も梳いていますが、毛量の多い方は刃先だけを使って、はさむ面積を狭く取って小刻みに梳いたり、根本・中間・毛先と完全に段階を分けて運行したりして、1回のストロークで挟む毛束の面積やはさむ箇所などは毛量やスタイルによってケース・バイ・ケースで変えます。





梳き具合イメージはこんな感じです。
尚、前髪の生え際もつむじ同様、根梳きして短い毛が形成されると、前髪を掻き上げた際に立って目立ってしまうので避けて梳きます。
※右端が前髪、左端がつむじです




根梳きが終わったら今度は中間から毛先の処理です。
ここからは人差し指と中指で毛束をはさんでカットします。(これを指間刈りと言います。)青のラインは「ここまで短くしたい」という『欲しい長さ』だとします。なので、真ん中よりも少し長めの緑のライン辺りから毛先に向かって徐々に指をずらして逃がすように複数回梳きます。この時のハサミの開閉回数は、毛量や『欲しい長さ』によって変わります。





最後の毛先は切り口がバラバラになるように毛先5ミリくらいの所から毛先にかけて、指をゆっくりなスピードでずらしながら3回程度梳きします。
※画像の保存で解像度が下がってしまった為、多少、荒くなっています。


このように適当ではなく計算された梳き毛の凹凸を作る事によって程良い毛束感を作り出し、毛量の絶対数を減らし且つ、毛先を揃わせないようにバラつかせて極めて自然な質感を演出させる事がNカット理論の最大の特徴となります。



まとめ

前述した通り、Nカット理論とは毛量が多くてお悩みの方には打って付けのカット技術です。
また、「今髪切って来ました感」がある仕上がりを嫌う方にも打って付けです。
これは、普通のハサミを一切使わずに梳きバサミのみを使う事で切り口を真っ直ぐにしないよう徹底した切り方です。
毛先を切る際、普通のハサミを縦に入れても良いのですが、それだけですとやはり重さが取れないので結局梳きバサミを使う事になります。
長髪から一気に短髪にする時など切り幅が多い時はそうしますが、1~2cm程度の切り幅では逆に効率が悪く、また、毛量調節と『欲しい長さ』設定の調節との同時進行が、これまた、非合理的で、「これだったら最初から梳きバサミだけで切っていった方が合理的で効率的」という結論に達しました。

これは私が20年弱の期間、髪を切り続けて感じていた事をどうにか解消出来ないかと研究を重ねた結果、編み出した切り方で、
特に毛量が多い事にコンプレックスを感じている方向けではあります。


では、薄毛で悩んでいる方どうでしょうか。Nカット理論が全く役に立たないと思うでしょうが、そうではありません。
薄毛の方の殆どがサイドから後ろにかけての毛が反比例的に多いと思います。
それらをNカット理論の方法で薄くしてあげれば良いのです。そうする事で薄い部分の強調を軽減させる事が出来ます。


あと、重いスタイルが好みの方はどうでしょうか。
韓流のような重いスタイルでもNカット理論の『毛先の処理方法』が活用出来ます。
『根梳き』を一切行わず、毛先を梳きバサミのみで長さ調節すれば良いのです。


と、Nカット理論とは、毛量調節と毛先の自然な処理が主な概要で、長々とNカット理論の長所ばかりを紹介してきましたが、弱点もあります。
それは、いわゆる『パッツン』が好みの方には全く向かない事です。

パッツンスタイルと云えば、皆さんご存知のヴィダル・サスーン・カットです。サスーンカットは毛量100%で、切り口である毛先のラインをハッキリさせる、云わばカットの『基本中の基本』であり、素晴らしいカット理論として今日も確立しております。
ですが、男性のスタイルにおいては、あまり一般的とは言えず、そういったカットをされる方も少ない傾向にあると思います。(女性のスタイルではその限りではありません)

ですが、髪型に関しては人それぞれ好みがあり、
流行もあります。
ですので、絶対的な推奨ではありません。

最後に、
当店では、このNカット理論が絶対という訳ではなく、あくまで、軽いスタイルがお好みの方なのに「どうしてもそういう風に技術者が切ってくれない」などのヘアカットに関するお悩みを抱えている方への『ご提唱』であり、それを押し付けるような事は致しません。

また、重いスタイルやサスーンカットのようなスタイルも過去にカットの基本として学んで参りましたので卒なく対応出来るかと思いますので、ご安心下さい。